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2023.08.18

デリケートゾーンのニオイの原因と対策方法

こんにちは!
DOLCEEXECUTIVEBEAUTYSALON(ドルチェエグゼクティブビューティーサロン)です。

みなさんはデリケートゾーンのニオイ、気にされたことはあるでしょうか?
ニオイは多くの原因が考えられるため、きちんと自分に合った対策を取ることが重要です。
今回は、デリケートゾーンのニオイの原因・対策を紹介します。

 

デリケートゾーンのニオイに悩む女性は多い

デリケートゾーンのニオイは不快感を感じやすく、ストレスになっている方が多いです。
周囲の人に気付かれたり、不快に思われたりすることを心配する人も少なくありません。
正常なおりものはヨーグルトのような少し酸っぱいニオイをしていることが多く、生理前には酸っぱいニオイが強くなることもあります。
そのため、おりものから酸っぱいニオイを感じるときは、正常なおりもののニオイと考えられるでしょう。
ただし、デリケートゾーンにそれ以外のニオイがあるときは、病気の可能性もあるので注意が必要です。

 

デリケートゾーンのニオイの原因 病気編

デリケートゾーンのニオイは食生活や、デリケートゾーンを清潔に保つことにより改善する場合があります。
しかし、デリケートゾーンから生魚のように生臭い・イカ臭いといったような悪臭がする場合は病気が隠れている場合があります。
ここでは、デリケートゾーンのニオイの症状が現れる代表的な病気を紹介します。

※ニオイの感じ方には個人差があります。ここで挙げる病気が原因のすべてではありません。
気になる症状がある場合は早めに婦人科に受診しましょう。

細菌性膣症

膣内には多くの常在菌が存在しており、この細菌の集まりを「膣内細菌叢(ちつないさいきんそう)」といいます。
膣内細菌叢は膣内フローラと呼ばれることもあります。
この膣内フローラが善玉菌が多く、悪玉菌が少ない状態になっていれば膣内環境は良好に保たれているといえます。
細菌性膣症とは、膣内の乳酸桿菌(乳酸菌の一種)が減少し、雑菌が異常に増殖した状態です。
膣内フローラが乱れる主な原因は

・デリケートゾーンの蒸れ
・ストレス
・膣の誤った自己洗浄
・性行為
・膣内リングの挿入

細菌性膣症になると、おりものが生魚のような生臭いニオイ・イカ臭いようなニオイになります。
他にも灰色・白色のサラサラとしたおりものが多量に出るのも細菌性膣症の症状の一つです。

 

膣トリコモナス症

膣トリコモナス症は、膣トリコモナス原虫という微生物によって引き起こされる感染症です。
感染する主な原因は性行為ですが、タオルやお風呂などから感染する場合もあります。
発症すると、おりものから魚が腐ったようなニオイがすることがあります。
その他にも

・泡状で黄白色から黄緑色のおりもの
・膣の痒み
・膣の痛み

男性・女性どちらにも発症する感染症ですが、男性よりも女性の方が強い症状が出る傾向にあります。
しかし、感染しても無症状の場合もあり、症状が出るまでに半年かかる場合もあります。

 

萎縮性膣炎

萎縮性膣炎は、加齢に伴う卵巣機能の低下や卵巣摘出によるエストロゲン(女性ホルモン)欠乏により起こる膣の萎縮性の変化です。
更年期以降の女性に多く起こります。

エストロゲンの分泌が低下すると、膣壁が薄くなり、乾燥して傷つきやすくなります。
また、膣内の乳酸桿菌が減り、膣内環境が乱れ、雑菌が増殖しやすくなり、不快な症状が現れます。

萎縮性膣炎の主な症状

・おりものの異常(悪臭・黄色や茶色になる)
・性器の乾燥
・性器の灼熱感
・性器の痒み
・性交痛

 

デリケートゾーンのニオイの原因 体質編

デリケートゾーンの病気でもなく、清潔に保っているのにニオイがする場合、外陰部臭症という体質によるものかもしれません。
スソワキガと呼ばれることもあります。

デリケートゾーンにあるアポクリン汗腺からの分泌物が、皮膚にいる常在菌によって分解されるとニオイが発生します。
アポクリン汗腺は誰にでもあるものですが、外陰部臭症の人は、アポクリン汗腺の数が多く、組織自体が大きいため、ニオイが発生してしまいます。
ニオイには個人差がありますが、納豆のようなニオイ、玉ねぎのツンとしたニオイなどに例えられます。
またこのような体質は遺伝するとも言われており、以下の特徴を持っていることがあります。

・家族にワキガ体質の人がいる
・下着に黄色い汗ジミがつく
・耳垢が湿っている
・脇の下、耳の中、乳輪からワキガのニオイがする

 

デリケートゾーンのニオイ対策

 

デリケートゾーンのニオイを抑えるために、日常的にケアを行ってみましょう。
ここでは、ニオイが気になるときのケア方法をご紹介します!

蒸れケアをする

デリケートゾーンは汗や尿、生理時の血液などの汚れが残り、蒸れてニオイがこもりやすい場所です。
また、通気性の悪い下着や生理用ナプキン、おりものシートなどによって高温多湿な環境になっていると、膣内環境が乱れて、雑菌が繁殖する原因になります。
そのためニオイ対策には蒸れない環境を作ることが大切です。
蒸れケアの対策は、以下の通りです。

・締め付けがきつくなく、通気性の良い下着を着用する
・生理用ナプキン、おりものシートをこまめに変える
・汗をかいたら下着を変える

 

デリケートゾーンを適切に洗う

デリケートゾーンには元々清潔に清潔に保つための菌が存在しており、その菌が外部からの細菌などの侵入を守ってくれています。
市販の石鹼やボディーソープで洗ってしまうと、この菌まで一緒に洗い流されてしまうことになり、細菌が侵入、繁殖してしまう原因になってしまう可能性があります。ニオイや汚れが気になってしっかり洗ってしまう方は多いと思いますが、市販の洗剤や熱いお湯で洗ったり、タオルで擦ったりしてしまうと、皮膚を清潔に保つための菌や粘膜を保護する皮脂膜が洗い流されてしまいます。これにより乾燥や黒ずみ、ニオイの原因となってしまいます。

【デリケートゾーンの洗い方】

はじめにお湯の温度を35℃~37℃程度のぬるま湯で洗い流していきましょう。
洗う際にはタオルやスポンジは刺激になってしまうので、指で丁寧に優しく洗い流すことである程度の雑菌や汚れを洗い流すことができます。
その後、石鹸をしっかりと泡立ててからデリケートゾーンを洗うようにしましょう。
この時に市販の石鹸などではなくデリケートゾーン専用の物を使うことがおすすめです。
洗う際は膣内や膣の入り口の粘膜を洗うのはNGです。
洗い残しがあると、そこから菌が繁殖してしまう原因になってしまうので注意が必要です。

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