デリケートゾーンにボディーソープはNG…?
こんにちは!
名古屋市 新栄のDOLCE EXECUTIVE BEAUTY SALON(ドルチェ エグゼクティブ ビューティー サロン)です。
今回はデリケートゾーンの洗浄時の注意点について説明していきたいと思います。
普段のお手入れはどのようにしていますか?
例えばデリケートゾーンがかゆいとおっしゃる方の中には明らかに洗いすぎ、擦り過ぎの人がいます。話をよく聞いてみると、体を洗うボディソープでそのままデリートゾーンをごしごし洗っていたり、トイレットペーパーで擦るようにふいていたりします。
ボディソープの特徴
ボディソープは洗浄力が高く、香料が含まれていたりして、そのまま顔を洗うと目がしみたり、洗い終わった後に顔が突っ張った感じになります。顔を洗うときは顔専用の洗顔料で洗う人も多いでしょう。また体を洗うときにタオルを使っている人も、顔を洗うときはタオルを使わずにネットなどで泡立てて、そっと洗う人も多いのではないでしょうか。
このようにするのは顔の皮膚は体の皮膚より薄く、目や鼻など粘膜の組織があり、刺激に弱いデリケートなところだからです。
デリケートな扱いを
デリケートゾーンと呼ばれる部位もその名の通り、顔と同じくデリケートな場所です。最近はマスクをする口周りの肌荒れが気になるという方が増えていますが、実はデリケートゾーンも、サイズの合わないきつい下着をつけていたり、肌に合わない下着をつけていたりすると湿疹ができたりします。
年齢とともに変化していくお悩み
産前産後はデリケートゾーンが通常より敏感になっているので、普段以上にケアが必要です。デリケートゾーンの悩みは年齢とともに変わり、特に閉経前後からは性器周辺が乾燥してかゆみが出やすくなります。また、尿もれに悩む女性も増えます。清潔な状態を保ちつつ潤いをサポートするためのアイテムを、ほかの年代よりも積極的に取り入れていく必要があります。
顔にしないことはデリケートゾーンにもしない!
顔にしないことはデリケートゾーンにもしないように!がとても分かりやすいかと思います。
『ゴシゴシとタオルで擦る』『かみそりで毛を剃る』『かきむしる』『洗浄力の強いボディソープで洗う』などはどれもトラブルの原因になり得ます。本人はおりものに異常があったりかゆみがあると『自分が清潔にしていないせいだ』と責めてしまい、余計きれいにしようと入念にデリケートゾーンをごしごし洗ったり、トイレットペーパーで完全に拭き取ろうと擦ってしまったります。
本来の免疫機能
腟には本来『自浄作用』といって外からの雑菌の混入をふせぐために腟内を酸性(通常pH値が3.8~4.5)の状態に保つ作用があります。そしてそれは腟内に生息する乳酸菌の一種である『デーデルライン桿菌』のおかげです。しかし腟内まで洗ったり、洗浄力の強いソープで洗うと自浄作用が破綻してしまいます。風邪をひいたり疲れていたり、抗生物質の服用でも自浄作用は破綻します。
デリケートゾーンソープは必要
デリケートゾーンは、尿・汗・経血・おりもの・皮脂といった汚れが付着しやすい複雑な形をしています。 しかも、皮膚は薄く粘膜が多いため、刺激に対して敏感です。付着した汚れを湯水では十分に落とせないからと、 一般的な石鹸やボディソープを使ってしまうと、洗浄力が強過ぎて必要な常在菌や皮脂膜までも洗い流してしまうケースも多いのです。 丁寧に洗ったはずが、かえって痒みや臭い・不快感の原因に。
デリケートゾーンに合わせてpH値や洗浄成分を調整した専用ソープを使用すれば、 湯水だけでは落ちない汚れを落としながら、必要な潤いを残せます。
デリケートゾーンを洗う際のポイント
まずは必要以上に洗いすぎない事が大切です。 デリケートゾーン専用のソープをしっかり泡立て、泡でなでるようにして外陰部を洗いましょう。腟内まで洗うのはNGです。女性器にはひだがあり、そこに垢がたまりやすいので和式トイレにしゃがむような体勢で脚を開き、ひだの間も優しくあらいましょう。あくまでも『優しく、泡でなでるように』が原則です。
そして用を足した後はトイレットペーパーで擦ると炎症がおきてかゆみの原因になる事があります。なので擦るのではなく、トイレットペーパーをふんわりと折りたたんで、水分を吸収させるように押し当てましょう。
トラブルがある時の注意点
デリケートゾーンのトラブルがある方は、より清潔にしようとウォシュレットやビデを頻繁に使う方も多いのですが、実は温水洗浄便座を常用する事が膀胱炎や腟炎のリスクを増加させる事がさまざまな研究で分かっています。たまにさっぱりしたいときや、便秘の時に使うならいいですが、もし膀胱炎や腟炎を繰り返している方の中でウォシュレットやビデを常用している方がいたら、一度やめてみるのもいいと思います。
トイレットペーパーだけでは経血や尿の拭き残しが気になるという方は、デリケートゾーン用のウェットシートや赤ちゃんのおしりふきを使うことをお勧めします。そうすると拭き残しがなくなり、においも気にならなくなります。
まとめ
デリケートゾーンは皮膚が薄く、粘膜が近いので敏感です。肌に合わない石鹸やボディソープを使ったり、間違った方法でケアを続けたりすると、肌トラブルを生じるリスクが高まってしまいます。
pHや成分がデリケートゾーンに合わせて作られているデリケートゾーンソープなら肌への負担が少なく、優しい洗い心地です。 落としづらい経血や汚れをしっかり落としながら必要な潤いをキープできます。
トラブルのない健やかな肌を保つために、これまでのお手入れ方法を見直して、新たにデリケートゾーンソープを毎日の習慣に取り入れてみませんか?