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2023.08.18

デリケートゾーンの黒ずみ改善〈生活習慣編〉

デリケートゾーンの黒ずみは、多くの人にとって気になる問題です。

 

デリケートゾーンのターンオーバーを良くするには?

デリケートゾーンのターンオーバーを促進するには生活改善が必要です。デリケートゾーンを洗う時、強くこすったり高い温度や水勢の強いお湯を使ったりしているとターンオーバーを乱れさせることがあります。そして、生活の中では、睡眠不足・偏った食事・大きなストレス・喫煙などがあると、デリケートゾーンの黒ずみなどが起きやすいでしょう。間違ったデリケートゾーンケアや日頃の生活習慣が影響します。肌のターンオーバーは年齢を重ねるとともに少しづつ遅くなります。そしてデリケートゾーンのお手入れ方法が間違っていたり、普段の生活習慣に問題があったりすると、さらに悪化させるでしょう。

ターンオーバーとは

ターンオーバーとは、皮膚の新陳代謝のことを指し、古い角質がはがれ落ちる一方で、新しい細胞が形成されるプロセスを示します。このサイクルは健康な肌を維持するために重要で、通常は約28日周期で行われます。

 

デリケートゾーンを健やかに保つためにできること

●免疫力を高める

生活の乱れは膣環境につながります。十分な睡眠とバランスの良い食事、ストレスのない生活を心がけましょう。

 

●通気性をよくする

デリケートゾーンの通気性が悪いと、ムレやすく、カンジダなど雑菌の繁殖も促してしまいます。締め付けるようなズボンを履かない、コットンの下着を身につけるなど、できる範囲で通気性をよくしてみてください。

 

●菌のバランスを崩さず、清潔に保つ

刺激の強いものでゴシゴシと洗いすぎてしまうと、菌のバランスが崩れ、かゆみなどのトラブルを引き起こしまう可能性もあるのです。

 

 

デリケートゾーントラブルを招きやすいケア

デリケートゾーンの肌は外気にさらすことが少ないために柔らかく、粘膜部分もあるため敏感です。例えばデリケートゾーンを体と同じようにボディスポンジなどでゴシゴシ洗う、同じボディソープで続けて洗うのは刺激が強すぎます。清潔に保つことは大切ですが、過度な洗浄や石鹸の使用はかえってトラブルを引き起こすことがあります。

 

正しいデリケートゾーンケア

強くこすらず指で優しくなでるように洗い、洗浄成分を落とすときは人肌くらいの温度のお湯でシャワーの勢いも強くなりすぎないように気を付ける。冬になるとどうしても熱いお湯を使いたくなりがちですが、デリケートゾーンの皮膚は弱いため、熱いお湯をかけると刺激を受けてターンオーバーに支障が出るかもしれません。

 

代謝低下を招きやすい生活の仕方

体をつくりスムーズに代謝するには栄養が必要で、食事の内容が偏っているとターンオーバーの低下を招きます。もし、睡眠不足・栄養バランスの偏り・大きなストレス・喫煙・多量の飲酒などにあてはまることがあれば、デリケートゾーンのターンオーバーの促進のためにも改善しましょう。

 

ターンオーバーをスムーズにする生活習慣

肌を作る元になる食事では、添加物の多いインスタントラーメンは避け、タンパク質を含む食べ物を取りましょう。合わせてビタミン類を取ることで肌の代謝をサポートし、肌荒れ予防にも役立ちます。また寝ている間に傷ついた細胞を修復することから、デリケートゾーンのターンオーバーの機会を増やすためにも夜の睡眠時間は十分取りましょう。

 

本当は良くない?やってしまいがちな習慣

トイレへ行ったときに温水洗浄便座でデリケートゾーンを洗うと、有害細菌を洗い流すことができるように思えますが、正しくはNOです。腟は肛門近くにあり、排便後に便や直腸の粘液などが肛門周囲に残ると汚染を受けやすいということは言えます。

排便後に肛門とその周囲を温水洗浄便座で洗い流すことは、汚染の原因となる便や直腸の粘液を拭い去るという意味があります。一方、デリケートゾーンと腟内をまとめて締め切ったために外陰部が蒸れて清潔度が落ちているときには、腟内にも有害菌が生育していますから、外陰部を温水洗浄便座で洗い流すだけでは問題は解決しません。

また、ニオイの気になる時に、温水洗浄便座で腟内を念入りに洗えば有害菌を洗い流せるような気がするというのも間違った意見です。温水洗浄便座で腟の中を洗うことはしないでください。温水洗浄便座は腟の中を洗うための道具ではありません。
外陰部と腟を締め切って有害菌が腟内に入り込んでいる場合には、温水洗浄便座で中途半端な『腟洗浄』を繰り返しても正常な細菌バランスは戻ってきません。腟の中の清潔度を上げるには、外陰部と腟を締め切ってある状態を手入れすることが必要です。

なお、正常な腟内細菌を持つ人でも、腟内を洗い流すとその後常在菌が元通りのバランスを取り戻すには少し時間がかかります。西洋には古くから一部に腟内を洗浄する習俗があり、 この習俗に対して医学的には『腟洗浄』を行うと常在菌のバランスが不安定になるという批判がなされています。

 

 

 

まとめ

また、「第二の顔」とも言われるデリケートゾーンは、カラダの中でも繊細で、乾燥もします。乾燥はかゆみや性交痛の要因にも。トラブルを避けるためには、顔と同じように専用のアイテムで、洗って保湿して潤いを与えることをおすすめします。顔にしないことはデリケートゾーンにもしないようにしましょう。また、化粧品や日用品などに含まれている成分が、皮膚を通して体内に吸収されることを「経皮吸収」といいますが、腕の吸収率を「1」とした場合、デリケートゾーンはなんとその42倍!良くも悪くも成分を吸収してしまうことが分かりますね。