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2023.10.12

デリケートゾーン痒みの原因

こんにちは!
DOLCEEXECUTIVEBEAUTYSALON(ドルチェエグゼクティブビューティーサロン)です。

 

デリケートゾーンの痒みの原因

デリケートゾーンの痒みの原因は大きく2つに分かれます。

「かぶれ」は、正式には「接触皮膚炎」と呼ばれ、外部からの刺激によって炎症を起こした状態です。表皮が刺激から体を守るバリアの役割を果たしているのですが、このバリア機能を持っていても防ぎきれない刺激があると、かぶれが起こってしまいます。原因となる刺激として、皮脂や汗、温熱、乾燥などのほか、体質によってはアレルギー性のものもあります。女性の場合、生理中のナプキンやタンポンのヒモなどによる接触や経血による蒸れなどがかぶれの原因となります。

「感染」も考えられる原因の一つです。「性感染症」を含む感染症もデリケートゾーンにかゆみを起こす原因となります。粘膜は皮膚に比べてバリア機能が弱いため、感染症を起こす細菌やウイルス、カビなどが入り込みやすい部位です。これらの病原体にとって、高温多湿になりやすく、えさとなる皮脂や汚れがたまりやすいデリケートゾーンは、繁殖するのにうってつけの環境のため、感染症にかかるリスクが高くなります。

 

女性に多く見られるのが、膣カンジダ症です。

「カンジダ」というカビによる感染症です。カンジダは健康な人でも男女ともに体内にもともと常在菌として持っていることの多い菌です。カンジダは常在菌であり、誰もが持っている菌です。成人女性の膣内に15%、妊婦では30%ほど常在しているとされています。感染経路はさまざまでいつ感染したか分からない場合がほとんどです。感染しても必ず発症するわけではなく、免疫力が低下したときなどに菌が増殖して発症します。感染原因は、抗生剤の長期服用、疲労、ストレスなどの体調不良がほとんどで、女性の5人に1人が膣カンジダを発症すると言われており、治療後も再発率が高いです。男性では症状が出ることが少ないですが、女性はおりものの増加やかゆみが起こります。

 

カンジダを毎月繰り返すときは?

カンジダの発症・再発は予防することができます。

カンジダは免疫力が下がっているときや、抗生剤の服用によってカンジダ菌が増えやすくなるため、体調管理に気をつけて、バランスの良い食生活を心掛けると良いです。カンジダは女性ならば誰にでも発症する可能性があります。さらに、パートナーにうつしてしまう可能性がある病気です。なかなか人に相談しにくい症状であるデリケートゾーン(陰部)のかゆみ。症状に気づきにくい方もいますが、夜も眠れないほどの激しいかゆみにお悩みの方も、比較的多くいらっしゃいます。我慢のできない痒みは、何かしらの病気のサインである可能性もあります。また強くかきむしると、デリケートゾーンの炎症や皮むけなどの原因にもなります。

下着で締め付けられて、性器周辺が蒸れやすい状態でも、菌が増えやすくなるので注意しましょう。日頃から通気性の良い下着を身につける、おりものシートを頻繁に交換することが有効的です。カンジダかもしれない……と思ったら婦人科、産婦人科、泌尿器科のいづれかで検査を受けましょう。検査結果が出るまでにかかる時間は、各検査およそ1週間です。

 

まとめ

性感染症の場合、放っておけば炎症が身体の奥まで広がってしまう可能性があります。自然治癒は難しいです。女性の場合だと、卵管まで感染が広がれば卵管炎などを引き起こす原因となります。不妊の原因になる可能性が非常に高く、女性の場合は気づかずに妊娠すれば、出産の際に子供に感染してしまう恐れもあります。そのため、陰部のかゆみや違和感など普段と違った症状を少しでも感じた場合は、なるべく早い段階で病院を受診しましょう。