デリケートゾーンの不調のサイン
こんにちは!
名古屋市 新栄のDOLCE EXECUTIVE BEAUTY SALON(ドルチェ エグゼクティブ ビューティー サロン)です。
今回は、デリケートゾーンの不調のサインについてご説明いたします。
女性のQOLを損ねてしまう原因は、デリケートゾーンの悩みにも直結してきます。更年期世代では、膣やその周辺のひりひりする痛み、乾燥からくるかゆみ、性交痛に悩む人は少なくありません。また、突如尿意を感じたり、残尿感があるなど尿の悩みもふえてきます。
閉経後性器尿路症候群(GSM)について
膣と尿路の症状、痛み、かゆみ、尿漏れなどについて、「閉経後性器尿路症候群(GSM)」という病気の概念が出てきました。これまでの女性医療では、膣のかゆみなどの不調は婦人科、尿漏れは泌尿器科でそれぞれ治療が行われてきました。そこで、婦人科や女性泌尿器科のどちらでも、これらの情報を合わせて診ていく必要があります。
エストロゲンの重要性について
エストロゲンをご存知でしょうか?
女性ホルモンのエストロゲンとは、女性にとって潤滑剤のようなものです。月経や妊娠、出産だけでなく、皮膚や骨、内臓、筋肉、脳、血管など全身の働きに大きな影響を与えます。骨を強くしなやかにし、肌のみずみずしさを保ち、脂質代謝のバランスを保つのも、すべてエストロゲンのおかげです。
エストロゲンが減るとどうなるのか?
50代前後でエストロゲンが分泌されなくなると、閉経が起こります。女性ホルモンのバランスが安定しない“揺らぎ”の時期は、めまい、頭痛、腰痛、抑うつ、不眠といった症状が起こり、これらは一般的に更年期障害と呼ばれるものです。更年期障害を感じている方の中には、日常に支障をきたすケースがあります。
女性ホルモンが少ない女性の特徴とは?
女性ホルモンが不足すると、無月経や月経不順を引き起こすだけでなく、肌のツヤがなくなったり、情緒不安定になって怒りっぽくなったり、疲れやすく無気力になったりすることもあります。つまりは、若くして更年期障害の症状に陥ってしまうということです。月経の量が少なくなりだす頃から、現れる症状として、更年期障害、尿失禁や膣炎、性交痛などが挙げられます。閉経後、数年を経過すると骨粗しょう症や動脈硬化、認知障害などのリスクが高まります。これらの病気の初期には自覚症状がないという特徴があり、受診による早期発見が重要となります。
ただし、エストロゲンの分泌量が多い人の特徴もあります。子宮内膜が厚くなりすぎることで、生理が重くなったり、脂肪を蓄えやすくなり肥満に繋がることもあります。その他にも、片頭痛、無排卵、不安感、疲労感などを訴えるケースも少なくありません。エストロゲンが多すぎると、乳がんや子宮がんの発症を高めるとも言われています。
エストロゲン減少により膣粘膜に影響
閉経してエストロゲン分泌の減少した状態が続くと、常在菌も減少していきます。すると、膣内の自浄作用が働かなくなり、さまざまな雑菌に感染しやすくなるのです。萎縮性皮膚炎は、このような状態により、膣内で増えた雑菌のために炎症が起きているからです。また、エストロゲンは膣粘膜を潤して丈夫に保つはたらきをしています。これがなくなると、膣は分泌液が減って乾燥しやすくなり、粘膜が薄くなってちょっとした刺激にも傷つきやすくなります。性交時の刺激などで出血し、痛みが起きやすくなります。
まとめ
自覚できる症状として、陰部のかゆみ、痛み、しみる感じ、灼熱感、違和感、茶色から黄色いおりものなどです。このとき炎症が起きているのは、膣なのか外陰部なのかなど、自分では分かりにくいこともあります。膣の中では薄くなった粘膜が充血し、医師が内診すると傷ついてあちこちから出血している場合があるといいます。また、エストロゲン減少は全身の免疫力を低下させ、疲れやすさの原因にもなります。痛みかゆみが気になるときは、まず受診をしてください。